受検を考えている方へ【学校の紹介、Q&A】

令和7年4月に開校したばかりの学校です。新潟県立有恒高等学校の2階部分が校舎です。

新しい設備、少人数での環境で学習することができます。

現在は、1年生が5名います。2,3年生はまだいません。

Q.どんな生徒が入学するのですか。

A.受検できる大まかな条件は、「知的障害をもっている人」と「自力通学で学校まで通学できる人」です。生徒は電車やバスを乗り継いで、通学しています。

Q.上越特別支援学校有恒学舎の学習内容は、どのようなものがありますか。

A.社会に出たときに身に付いていた方がよいことを学びます。また、少ない人数(1クラス最大10名)で一人一人に合った学習をすることができます。

(例1)

天気の予測して出かけることができるよう、小・中学校で学んだ学習を「理科」としてもう一度学習します。

(例2)

相手に失礼がないよう、「国語」「情報」の時間にメールや手紙の作成の仕方をもう一度学習します。

(例3)

「家庭科」と卒業後の暮らし(健康、お金の使い方など)を合わせた「家庭生活」という学習があります。

(例4)

身近な法律、制度、公共施設の利用方法を学んだり、集団生活での自分の役割やよさに気付く「社会生活」という学習があります。

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このように、この学校では、教科の学習のねらいの中に社会で役立つことが含まれています。一方で、高等学校では中学校の学習をさらに高度に学習します。これが違いです。

Q.作業学習について教えてください。

A.この学校では「作業学習」という時間があることも大きな特徴です。

校内の作業では、実際に学校内の仕事をしながら、根気強さ、マナー、コミュニケーション力を高めます。

また、地域へ出かけ、仕事をしながら、卒業後に働く意欲や自分の得意・不得意に気付くことも学習内容になります。

各教科で学んだことを、実践的に生かす場面にもなります。

Q.生徒(第1期生)はどんなことを思って入学したのですか。

A.学習面と学校生活の面から答えます。

(学習面では…)

「自分の進路希望に合った学習ができること」と「少人数の静かな環境で学習ができること」を望んで入学しています。

(学校生活では…)

全員が有恒高等学校の生徒の皆さんと交流できることを楽しみにしています。6月の体育祭では、1年A組の一員として各種競技に参加予定です。また、10月下旬に行われる恒高祭(文化祭)では、学習発表会を計画しています。

Q.卒業するとどうなりますか。

A.高等学校ではありません。特別支援学校高等部卒業となります。

就職…障害者手帳を使って、困ったときはサポートを受けながら働きます。

進学…高等学校の教科の単位は取れません。そのため、進学できる学校は高等学校を卒業するより少ないです。

気になる人は、オープンスクールや学校説明会に参加し、学校の様子をぜひ見に来てください。お待ちしています。